こんにちは。38の人(@38fishing)です。
先日、HDDスタンドを紹介しましたが、
- 費用対効果が微妙
- スペースを取る
と、使い勝手がイマイチでした。
そこで、今回はHDDスタンドの代替として「SATA-USB変換ケーブル」を購入してみました。
この記事では、SATA-USB変換ケーブルの概要と種類、そして使ってみた感想を紹介したいと思います。
SATA-USB変換ケーブルの概要
SATA-USB変換ケーブルは、読んで字のごとく、SATA接続の機器をUSB接続できるようにするためのケーブルです。
これを使えばSATA接続のSSDやHDD、DVDドライブなどをUSBで接続できるようになります。
用途としては、旧PCからのデータ移行や万が一に備えたバックアップがメイン。
そこまで利用頻度は高くありませんが、あると何かと便利なケーブルです。
SATA-USB変換ケーブルの選び方
一言にSATA-USB変換ケーブルと言っても色々なタイプがありますので、用途に合ったケーブルを選択しましょう。
USB3.0対応は必須
数は少ないですが、中にはUSB2.0のケーブルも存在します。
USB2.0は最大480Mbps、USB3.0は最大5Gbpsと通信速度に雲泥の差が有るので、必ずUSB3.0以上に対応したケーブルを選択しましょう。
2.5インチだけならUSBバスパワー、3.5インチドライブも接続するならアダプター付属タイプを
SATA-USB変換ケーブルにはUSBバスパワータイプとアダプター付属タイプがあります。
USBバスパワータイプは
- 安価
- コンパクト
- 給電力が無いので3.5インチHDDは接続不可
アダプター付属タイプは
- 3.5インチHDDも接続できる
- バスパワータイプより少し価格が高い
- 電源アダプターが邪魔(※取り外しは大体可能)
といった特徴があります。
どちらを取るかは用途次第ですが、アダプター付属タイプの方が汎用性は高いです。
SATA-USB変換ケーブルのレビュー
このアイテム、使い勝手は良かったのですが、色々と難がありました。
速度面はいたって良好
今回はACアダプター付属タイプで速度検証を行いました。(後述しますが、バスパワータイプはまともに動作しなかったため)
結果のほうは良好。
SSDは「PLEXTOR PX-128M3」、HDDは「WD Green WD30EZRX」で検証しましたが、共に仕様と同じ速度が出ました。
SSD「PLEXTOR PX-128M3」の結果
HDD「WD Green WD30EZRX」の結果
バスパワータイプの接続が不安定だった
バスパワータイプのケーブルについては、使用しているUSBハブの給電が足りないせいか、不良品なのか分かりませんが、接続が非常に不安定でまともに使えませんでした。
速度のベンチマークを取ってる最中にパソコンがフリーズした時は、流石に焦りました(汗)
ただ、2本あるうちのバスパワータイプの方だけ不安定だったので、不良品を掴んだ可能性が高いです。ACアダプタ付属の方はバスパワーだけで問題なく動いたし・・・。
気になってSATA-USB変換ケーブルのAmazonレビューを覗いてみたところ、動作が不安定という報告が結構あったので、商品選びは慎重に行う必要がありそうです。
怪しい中華製には注意!!
残念なことに、今回購入したACアダプター付属タイプには必須であるはずの「PSE認証」マークがありませんでした。日本で売っちゃダメなヤツです。
下の商品がソレ。
流石Amazonの中華品、法律をガン無視です(苦笑)
色々と怖すぎるので、手元にあるPSE認証のアダプターを代わりに使いましたよ。ええ。
ケーブルの動作は問題ありませんでしたが、安パイを狙うならサンワサプライなどのちゃんとしたメーカーの商品を買った方が良いかもしれません。
SATA-USB変換ケーブルのまとめ
SATA-USB変換ケーブルを検証してまず思ったのは、
『当たり外れが大きい』
でした。
商品の使い勝手は良いのですが、品質面が残念で
- バスパワーは動作不良
- アダプタータイプはPSE認証なし
と、購入したケーブル両方とも難ありというのは中々に強烈でした(笑)
とはいえ、SATA-USB変換ケーブルは
- HDDスタンドの代用として使える
- HDDスタンドより安価
- 外付け用ケースも不要になる
- 省スペース
とメリットが多いのも事実。
ケーブルガチャにさえ当たれば、余計なアイテムを買わなくて済むのはデカいです。
そこのあなた、ガチャに挑戦してみませんか?